今公演の「ADVENTURES」というタイトルは、2019年9-10月公演以来、約3年半ぶりのリバイバルとなるが、本公演の香盤表(最近はロビーには貼り出さず、階段を上がったテケツ前、突き当たりの非常扉に貼ってある1枚のみとなっている)には、いわゆる「景タイトル」は記載されていない。ほとんどの観客にとっては、タイトルが書いてあってもなくても、ステージを観るにあたっては関係ないと思われるが、一部の“沼落ち”した観客にとっては、記載のあるなしは死活問題であるといっても言い過ぎではない。
ちなみに前回の「ADVENTURES」では景タイトルの記載があった。(1)大見/原ヒロシ探検隊 (2)鬼ヶ島 決 けじめ 戦 (3)西遊記/gravitation (4)アン・ボニー&メアリー・リード (6)トラック野郎 (7)Prayer (8)モルジアナ (9)ADVENTURES となっていたわけだが、それでも解釈に頭を悩ませる景があったりして、大いに楽しく苦しんだ(笑)ことを思い出す。
そして本公演、景タイトルが明示されていないということは「エトセトラ」の腕の見せ所…とまで大見得を切るつもりはないが、モチーフ探索の楽しみも与えてもらったと解釈して“心地よい泥沼”を楽しんでみたいと思う。しばしお付き合いいただければ幸いである。なお、いつものように「本エトセトラの内容は一個人の見解・想像であり、内容保証はありません。また受け止め方には個人差があります。ご了承ください。」
【1景=花井しずく】■本景は前回の「ADVENTURES」1景の再演。
タイトルをつけるなら「花井ヒロシ探検隊」で異論はないであろう。
■元ネタはもちろん、昭和の子供たちを81分間テレビの前に釘付けにした
日本テレビ「水曜スペシャル『川口浩探検隊シリーズ』」である。
放送は1978~1985年、終了から既に38年の月日が流れようとしているこの番組は、
ジャングルの奥に生息する謎の巨大生物や、前人未踏の洞窟の奥深くに潜む未知の動物、
果ては未開の地に暮らす原住民などを、俳優の川口浩さんを隊長とする探検隊が、
数々の危険を乗り越えながら探検していくというスペシャル番組であった。
もちろん「原始猿人バーゴン」や「双頭の巨大怪蛇ゴーグ」や「恐怖のムル族」が
そう簡単にテレビカメラの前に姿を現すはずもなく、
番組の最後でそれらしい影が画面の隅をチラッと横切って、エンディング…という回も数知れず。
しかし当時の視聴者は、今で言う「ヤラセ」や「演出」であることを十分に知りつつ、
そして最後まで本物の「猿人」や「怪蛇」や「原住民」がどうせ出てこないことを承知の上で、
すべてをエンターテインメントとして楽しんでいたのである。
コンプライアンスに縛られ、「炎上」に怯え、萎縮した表現に汲々とする現代のテレビに比べ、
なんと大らかで、ワクワクに満ち、ドキドキする「箱」であったかと、
昭和のテレビっ子の一人として、1景を観るたびに懐かしく思うのである。


(YouTube「川口浩探検隊栄光の軌跡 生物偏 1」より引用)
■(なんだか熱くなってますが…)一方で、番組全体としては演出に満ちたものであったとしても、
その裏側で視聴者を楽しませるためのテレビ番組を作るのだという
川口浩や番組スタッフの熱い思いがあったことを再評価する動きもあり、
去年暮れには、当時のスタッフが重い口を初めて開いた証言を元にした書籍も出版されている。

「
ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実」プチ鹿島著(双葉社)
■そういえば前回の「ADVENTURES」1景のタイトルが「●●ヒロシ探検隊」となっていたのは、
「川口浩」の後を継ぐ形で、2002~2005年に「藤岡弘、探検隊シリーズ」が
放送されていたことを踏まえ、どちらでも通じるように「ヒロシ」としたようである。
■百瀬隊員が尻を噛まれ、花井隊長が退治する「巨大ワニ」。
3年前の公演で出演していた「初代・巨大ワニ」が、
公演終了後に大見はるか元隊長にもらわれていったことを知る熱心なファンの方々からは、
「あのワニ、大見ワニを連れ戻してきたのか?」という声も挙がっていた。
どうやら「別の新しいワニを買ってきた」が正解の模様。
■花井隊長がワニに馬乗り(ワニに「ワニ」乗りが正当?)になって退治している間、
ダンサーズ隊員4人が後ろで思い思いの行動を繰り広げる細かい演技にも注目したい。
一例として上手側から
*茶隊員…突然、くしゃみや痒みなどを諸症状とする「ワニアレルギー」を発症
*紫隊員…十字を切ってひたすら神に祈る
*緑隊員…「バッグにしたらいくつ作れるかしら」と文字通り皮算用
*青隊員…「それパンチだ!そこで決めちゃえ!」と自分は手を出さずに煽る係
■[再使用曲]1~4曲目まで、すべて3年前の前公演1景の曲を再使用
【2景=沙羅】■本景のモチーフは、2004年の中国映画「LOVERS(中国語題『十面埋伏』)」と推測される。
沙羅が扮しているのは、反政府組織「飛刀門」の頭目の娘(の替え玉であることが後に明かされる)
小妹(シャオメイ)で、映画ではチャン・ツィイー(章子怡)が演じている。

(映画「LOVERS」DVDパッケージより引用)
■冒頭、上手、下手の紗幕に竹林のような緑の揺らめきが投映され、
風に吹かれる竹の葉のような音もミックスされている。
これは映画後半で描かれる「飛刀門」のアジトが、
深い竹林の中にあることをイメージしているものと思われる。

(映画「LOVERS」より引用)
■「水袖」を着けて舞うシーンは、映画では、小妹がスパイとして潜伏していた遊郭を、
討伐役人の金(ジン)(金城武)が「飛刀門」摘発のために訪れた際、
金の前で小妹が舞を披露した場面をモチーフにしていると考えられる。


(映画「LOVERS」より引用)
■本景バックの須王と百瀬、初見時は「ノンラーとアオザイだと、ベトナムっぽいけど…」
と思っていたが、「飛刀門」の衣装が、ほぼ同じ外見であった。

(映画「LOVERS」より引用)
■小妹は「盲目の踊り子」として金の前に現れている。
沙羅も移動盆から花道に下り立つ時に、移動盆の前縁を手探りで触るなど、
目の見えない役を演じている様子が見て取れる。
しかし映画では、盲目である頭目の娘の替え玉となるため、
実際は見えているのに目の見えないふりをしていたことを明かす場面がある。
本景でも戻りの花道から移動盆で、目線での演技へと切り替えているように感じられる。。
■映画では、金は同僚の劉と二人で、組織を一網打尽にする手柄を挙げようと、
いったん捕らえた小妹をわざと逃がし、金が随風(スイフォン)と名を変えて
組織に戻る小妹に同行する作戦を立てる。
逃避行の途中で襲いかかる政府側の追っ手との戦い(もちろん作戦のうち)の中で、
金は小妹に次第に思いを深め、討伐という任務との狭間で苦悩するようになる。
一方の小妹も、金の思惑を知りながら北へ向かう旅を続けるうち、
金が随風として語った「風のように自由に生きる」という言葉と生き方、そして金に惹かれていく。
映画ではラストに向けて、金とともに討伐役を担っていたはずの劉が、
実は「飛刀門」が政府側に送り込んだスパイで、さらに小妹の恋人であったことも明かされ、
組織への忠誠を誓うか、愛する人との逃避行を選ぶかを巡り、
3人は悲劇的な結末へと突き進んでいくのであった。
■冒頭の「水袖」シーンでは「緑色」に見える沙羅の衣装。
ところが「長剣」シーンになると「水色」に一変する。これはどのような原理であろうか。
これを理解するには「長剣」シーンから遡った方が分かりやすい。
「長剣」シーンは、地明かりとして「白色光」の照明が中心となっている。
「白色光」はいわゆる「光の三原色」と言われる「赤」「緑」「青」が混ざった光である。

(光の三原色)
これに対して衣装の布地は「白色光」のうち「赤」を吸収し、
「緑」と「青」の光を反射することにより、
その2色の光が混ざった「シアン(水色)」の衣装色に見えていると考えられる。

一方の「水袖」シーンでは、ピンスポや地明かりは「黄」にピークがある照明となっている。
「黄色光」は「赤」と「緑」が混ざった光であり、
衣装の布地は「赤」を吸収するので、
残った「緑」の反射光によって緑色の衣装に見えるのである。
【3景=藤川菜緒】■本景モチーフは、プロローグ映像やカフェ看板裏側の女の子のイラストなどから
1960年制作のフランス映画「地下鉄のザジ」と考えられる。


(映画「地下鉄のザジ」より引用)
■この映画は、小説家レーモン・クノーの同名小説を原作にした
スラップスティックコメディ仕立てになっている。
(あらすじ)
初めてパリにやって来た10歳のおてんば少女ザジ。
ところが楽しみにしていた地下鉄は、ストライキで運行停止中。
親戚のガブリエルおじさんに預けられたザジは、部屋を抜け出し、
パリの街をさまよう冒険に出掛けるが、行く先々で大騒動が持ち上がる…。
■物が多数あると数えたくなる性癖はいかんともし難く、風船の色別数を数えてみる。
が、どうも日によって数が異なってしまった。一例として下手側の風船群の計数記録を挙げる。
*4月15日…白8・青6・赤4・赤光1
*4月19日…白7・青5・赤4・赤光1
*4月21日…白7・青5・赤5・赤光1
もちろん数え間違えが相違の原因である可能性も大いにあるが、
他景ベッドなど本舞台幕が閉まっている時に、ステージ奥から「バンッ!」と
風船の割れるような音が聞こえてくることがあるところをみると、
風船自体が入れ替わっているために日によって数が異なっている可能性も否定出来ない。
■プロローグ映像のベースは「青・白・赤」のトリコロール。
ベッド着も「白地」に「赤と青のライン」、
さらに「白ワンピース」「青グローブ」「赤シューズ」と3色を揃えている。
■[再使用曲]2曲目は、2019年11-12月公演「PASSION」6景「巴里のアメリカ人」
(木葉ちひろ/桜庭うれあ)2曲目でも使われた、フランスを象徴する曲である。
【4景=橋下まこ】■本景モチーフは、ご本人ツイートによれば旧約聖書「エステル記」。
(あらすじ)
ユダヤ人モルデカイの養女エステルは、ペルシア王アハシュエロス(クセルクセス1世)の
王妃に迎えられる。しかし自分やモルデカイがユダヤ教徒であることは明らかにしていなかった。
ある時、宦官2人が王の暗殺計画を共謀していることをモルデカイが知り、
エステルを通じて王に知らせたことで計画は失敗に終わり、宦官は処刑された。
一方、王はアガグ人のハマンを高位につけた上、ハマンにひざまずいて敬礼するよう布告を出す。
しかしこれに従わなかったモルデカイに恨みを募らせたハマンは、ユダヤ人全員の殺害を画策する。
これを聞いた多くのユダヤ人が「粗布をまとい、灰の中に座って断食し、悲嘆に暮れた」。
モルデカイも大声でわめきながら粗布をまとって嘆き、
エステルに事情を説明した上で、王にあわれみを求めるよう伝える。
しかしエステルから返事は「誰でも王に召されずに王の所に行く者は死刑に処せられます。
王が金の笏を伸ばして許せば生き延びますが、自分は召されていないのです」というものであった。
それに対してモルデカイは「あなたがこの王国に来たのは、
もしかすると、この時のためであるかもしれない」と話して説得、
エステルは覚悟を決め、王のもとを訪れる決意をする。
エステルは王との謁見に成功、さらに暗殺計画を防いだのはモルデカイだったことを知った王は
ハマンを処刑、さらにモルデカイの指示によりユダヤ人殺害計画の取り消し書が書かれた。
この物語を通してエステルは、死を覚悟の上で王に謁見し、
ユダヤの民を救う行動に出た勇気ある女性という位置づけになっている。
■ここから想像するに、4景の檻は「城の内外を隔てる壁」を意味し、
ダンサーズのマント姿は「粗布をまとって嘆くユダヤの民」を表現しているのではないだろうか。
■一方でビジュアルモチーフは、マドンナが2006年に北米や欧州、アジアで60公演を行なった
「Confessions Tour」における、1曲目(ちなみに曲名の読み方は「居ざっく」ではない)と同曲の
パフォーマンスと推測される。


(YouTube「Madonna - Isaac [Confessions Tour DVD]」より引用)
(YouTube「Madonna - Isaac [Confessions Tour DVD]」)
ちなみにこのパフォーマンスでは、
ダンサーのマントはイスラム教の地域で女性が顔や身体を隠す「ヒジャブ」を表し、
マントを脱いでいく振りは、制約からの女性の解放を意味しているとして
当時、世界的に物議を醸したとの記録がある。
もっともマドンナにとって“炎上事案”は珍しくもなんともないことではある。
■エステルのモザイク肖像がこちら。持っているものに見覚えはないだろうか…。

(Esther, mosaic from The Dormition Church on Mount Zion in Jerusalem.)
(ブログ「
聖書のはなし ある長老派系キリスト教会礼拝の説教原稿」より引用)
■こちらも「エステル」。

オキソ酸とヒドロキシ基を含む化合物との縮合反応で得られる化合物であるが、
4景とは関係ない(おそらく)。
■[再使用曲]2曲目は、2018年11-12月公演「TEARS」、12月公演「LAST SCENE」
5景「サン」(星崎琴音)/「もののけ姫」(赤西涼)の3曲目で使われた曲である。
■[空耳アワー]3曲目。沙羅さん、お呼びです。9回も。
■[再使用曲]4曲目の強制翻訳邦題“あなたは私に力をくれる”は
「浅草」では女声ver.・男声ver.とも何度も使われてきた“テッパン曲”である。
その使用履歴を振り返ると
*2010年7月公演 4景=広瀬あいみ
*2012年11-12月公演「Nouvelle Expérience」5景=沙羅/MIKA
*2013年11-12月公演「ファンタジア」4景=長谷川凛/平松ケイ
*2014年11-12月公演「ファンタジア2014」7景=灘ジュン/小澤マリア
*2015年12月公演「déjà-vu」7景=水元ゆうな
*2018年12月公演「LAST SCENE」9景=伊沢千夏
*2022年2月公演「愛あればこそ」8景=川上奈々美
と、そうそうたる景で使われてきたことが分かる。
【中休憩映像】■次公演「ADVENTURES 2nd」の7人。1人を除いて残り6人全員「名前がひらがな」香盤。
【5景=小宮山せりな】■本景のモチーフはプロローグ映像から明らかなように「AKIRA」である。
「AKIRA」は1982~1990年にかけて講談社「週刊ヤングマガジン」に連載された
大友克洋氏によるSF漫画。
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(Wikipedia英語版「Akira (1988 film)」より引用)
(あらすじ)
1982年12月6日、関東地方で「新型爆弾」が炸裂、これをきっかけに第三次世界大戦が勃発。
戦後の荒廃の中、東京湾に新首都「ネオ東京」が建設されたが、反政府デモ隊と警察が衝突する
不穏な状況が続いていた。
その街を、主人公の金田正太郎率いるバイクチームが、旧市街地で実験体「タカシ」と遭遇。
チームの一員だった島鉄雄は「タカシ」とともに連れ去られ、超能力を覚醒。
やがて破壊と殺戮を繰り返す存在へと変貌してしまう。
■登場人物紹介
<金田正太郎(16)>

(「きかんしゃトーマス/あつ森/ハム太郎Wiki」より引用)
バイクチームのリーダー格。仲間や走り屋からの人望も篤い。
興奮剤のような薬物を日常的に摂取している様子がある。
<山形>

(アニメ・ゲーム声優キャラクター検索ランキング「NeoApo」より引用)
金田チームの特攻隊長的存在。桑田に次いで2番目に背が高い。
激しい気性だが、仲間に対して義理堅く、面倒見もよい。
<桑田満>

(「きかんしゃトーマス/あつ森/ハム太郎Wiki」より引用)
金田チームの一員。背が高い。アニメ版にのみ登場。
<甲斐>

(「きかんしゃトーマス/あつ森/ハム太郎Wiki」より引用)
金田チームの一員。小柄。ジャケットにネクタイといったトラッドな服装を好む。
<ケイ>

(アニメ・ゲーム声優キャラクター検索ランキング「NeoApo」より引用)
反政府ゲリラの少女。身長166cm。金田に窮地を救われ、行動を共にする。
■小宮山は2018年9月公演「Once Upon a Dream 1st」1景「赤ずきん」の登場シーンで、
背中に「惡華厨忌」の文字入り特攻服で花道をミニバイクで走り抜けた実績の持ち主だけに、
今回もバイクで舞台を疾走して欲しかった。
【6景=須王愛】■モチーフは映画「ウルフウォーカー」と推測。
映画「ウルフウォーカー」は、2020年国際共同制作で作られたアニメーション映画である。
中世からアイルランドに伝わる、眠ると魂が抜け出してオオカミになるという
「ウルフウォーカー」を題材に描いた作品。
(「映画『ウルフウォーカー』予告編」)
(あらすじ)
オオカミハンターを父に持つ少女ロビン。ある日、森で偶然出会って友だちになったのが
人間とオオカミが同じ身体に共存し、魔法の力で傷を癒やす能力も持つ
「ウルフウォーカー」のメーヴだった。
メーヴは母親のモルがオオカミの姿で森を出たまま戻らないことをロビンに打ち明ける。
翌日、モルらしきオオカミが檻に囚われていることを知ったロビンは、
モルを助け出し、オオカミ退治を止めさせることを決意する。
それはハンターである父、そして容赦なくオオカミ退治を進める護国卿との闘いでもあった。
■1曲目後半で照明がオレンジ色に染まり、
本舞台奥の上手、下手で、風に煽られた布が炎のようにはためく装置が動き出すシーン。
映画後半で、オオカミ退治に執念を燃やす護国卿が
森に火をつけて焼き払う場面を表現していると思われる。
ここでの須王と沙羅は、普通に考えれば「メーヴ」と「ロビン」であろうが、
筆者には沙羅がどうしてもメーヴの母親の「モル」に見えて仕方がないのであるが…。


(「映画『ウルフウォーカー』予告編」より引用)
■この山火事の場面で、須王と沙羅が近づき、寄り添うシーンがある。
初日は「本舞台中央奥にて須王が伏せ、沙羅が寄り添う」という動きであったが、
日が進むうち、多種多様な振りが登場することとなった。
筆者が実見した演じ方を分類・整理しておきたい。
[Aパターン:本舞台中央「奥」で展開]
*(A-1)本舞台中央奥にて須王が伏せ、沙羅が寄り添う
*(A-2)本舞台中央奥にてひざ立ちになり二人で抱き合う
[Bパターン:本舞台中央「前」で展開]
*(B-3)本舞台中央前方にてひざ立ちになり二人で抱き合う
*(B-4)本舞台中央前方にて二人で背中合わせで座る
*(B-5)本舞台中央前方にて沙羅が倒れ、須王が介抱する
*(B-6)本舞台中央前方にて須王がひざつきに座り、沙羅も向き合って座って手を取り合う
*(B-7)本舞台中央前方にて須王が立ち尽くし、後ろから沙羅が優しく抱き締める
*(B-8)本舞台中央前方にて沙羅が立ち尽くし、後ろから須王が歩み寄って向き合い手を取り合う
*(B-9)本舞台中央前方にて須王が座り、後ろから沙羅が優しく抱き締める
*(B-10)本舞台中央前方にて須王が立ち、花道を歩き出そうとするところを
沙羅が後ろから手を取り、引き寄せて抱き合う
【7景=百瀬りこ】■本景モチーフについては、ゲーム歴が「インベーダー」から「ブロック崩し」
「平安京エイリアン」の後、「電車でGO!」まで飛んでいる筆者にはチンプンカンプンだったので、
この方面に造詣の深い有識者の方のお知恵を拝借しました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
<「勇者」=「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」>

<「ククール」=「ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君」>

<「マルティナ」=「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」>

<「スライム」=「ドラゴンクエスト」シリーズ皆勤>

<「ゼシカ」=「ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君」>

<「勇者」=「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」>

(一部異聞あり)
■[再使用曲]4曲目は懐かしく思い出す方も多いのではないだろうか。
2016年3月公演「FACE」7景“ペトルーシュカ”4曲目で使われた曲である。
この公演の「1st」大トリでデビューしたのが南まゆ、「2nd」は川上奈々美であった。
【フィナーレ】■[再使用曲]「浅草」フィナーレの定番曲であり、雅麗華さんの十八番としても知られるこの曲。
2011年10-11月公演「ばさら」、2018年新春公演「華 HANA」、
2019年5-6月公演「ERARTH BEAT 2019 RASING」と使われてきた来歴を有する。
■フィナーレ衣装は、2017年新春公演「舞 Mai」と
2019年5-6月公演「ERARTH BEAT 2019 RASING」で登場した時には、
大トリの南まゆ/君島みおのみ「赤」と「白」、
そのほかのメンバーはダンサーズも含めて「若草色」と「白」の市松模様であったが
(「舞 Mai」の武藤つぐみは「唐辛子売り」の別衣装)、
今回はメンバーごとに色違いのカラフルな衣装に進化している。
(敬称略・観劇日:2023(令和5)年4月25日(火))